東京メンタルヘルス・アカデミー こころとキャリアのカウンセリング
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訪問カウンセリング
世紀末と言われた1990年代,自室・自宅にひきこもる青少年の問題は、「犯罪」という形で急激に注目を浴びました。一方、社会ではバブル崩壊を迎え、「心の時代」への希求は高まるばかりです。
TMAでは設立当初より,高校退学もしくは卒業後も在宅にとどまる、青年期ひきこもり事例への訪問によるケアサービスをすすめてきました。

TMAの考えてきた「訪問カウンセリング」の意義には、大まかに分けて「膠着した家族関係への介入」・「目をかける他者の登場」・「しなやかな社会との出会い」の三つがあります。それは本人にとって、サーチライトで暴き出す「激しい幻滅」ではなく、遠くの夜景が少しずつ、しかし確かにくるような「やわらかな点滅」に例えられます。
費用
訪問カウンセリング費用
意味

訪問カウンセリングはひきこもり状況に対し、本人の同意がある場合、次のような場面で有効と考えられます。

  1. ひきこもる本人の来談が困難である場合。
  2. 本人のQOL(生活の質)の向上に、他者が必要である場合。
  3. 本人の家族関係の改善に他者が必要である場合。
  4. ひきこもり状況と支援情報の整理が必要である場合。
  5. ひこもり支援機関(来談カウンセリングやフリースペース)などへの紹介。
役割

訪問カウンセリングは、「ひきこもる」という主張に対し、臨床技法として次のような機能と役割があると考えられます。

  1. アセスメント(整理・判断・評価)
    「ひきこもる」という現象は、さまざまな症状・病態にも見られます。訪問カウンセリングではまず、「どのようなひきこもり状態なのか?」を見極める、「アセスメント」(整理・判断・評価)を行います。
  2. カウンセリング
    本人とひきこもる意味について語り、きっかけや葛藤をていねいにひもとくことから「対人関係」や「自己実現」、「自立」、「社会」について、検討していきます。
  3. コーディネイト
    ひきこもりは自立と密接不可欠な関係に置かれていますが、社会へのしなやかな旅立ちに向けて、支援機関や支援情報へのコーディネートを行います。
注意点

TMAでは次のような点が考察される場合、訪問カウンセリングは無効化すると考え、お断り、もしくは中断する場合があります。

  1. 訪問カウンセリングが「臨床技法」であり、「救済」、「即効」、「万能」ではないことを理解されない場合。
  2. 本人の「訪問カウンセリング」への同意と了承が得られていない場合。
  3. 本人が同意していても、十分な家族の協力が得られない場合。
  4. 「ひきこもり」ではなく、他の症状・病態が優位に考察される場合。
  5. 訪問カウンセリングに対し、適性のない役割期待が考察される場合。
    (適性のない役割とは、預ける・任せるなどの親代わり、保護者代わりの機能や、恋 愛対象など本来の役割から逸脱した機能を指します)
  6. QOLの向上が考察されない場合(目安5回目、10回目)。 暴力や中傷など、はげしい逸脱行動が見られる場合。
  7. 社会的良識が成立共有しにくい場合。
手続き

以上の内容を吟味していただき、訪問カウンセリングは次のような手続きにより、開始されます。

  1. 電話連絡(訪問カウンセリングの特性からメールによる手続きは行っておりません)
  2. 依頼者確認(本人なのか家族なのか)
  3. 依頼者来談(依頼が本人の場合、家族からの電話連絡の後、家族が来談)
  4. 説明と同意(訪問カウンセリングの説明と、本人と家族の訪問への同意確認)
  5. 契約(日時、時間、回数、料金などの確認と契約)
  6. カウンセラーの紹介(基本的に男性には男性カウンセラー、女性には女性カウンセラーが適切と考えます)
  7. 訪問開始
連携機関
ひきこもる青少年と家族の出会いをサポートする「フレンドスペース」

カウンセラ-
  渡辺 健/watanabe takeshi(TMA松戸センター)

TMA訪問カウンセラー。日本訪問カウンセリング研究会代表、東海大学教養学部非常勤講師。
1962年生まれ。長野大学産業社会学部社会福祉学科卒業。医療法人社団回心会回心堂病院医療相談係、東京メンタルヘルス・アカデミー訪問カウンセラーを経て、日本訪問カウンセリング研究会を設立(代表)。ひきこもる青少年への訪問は13年で200ケース、1500回に及ぶ。
著書に、現代のエスプリ『ひきこもり』(共編著・至文堂)、『ひきこもり脱出ガイド』(共編著・明石書店)、他多数

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月〜土 午前10時〜午後9時
午前10時〜午後7時(祝日:定休)
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